「走らないで!」言わなくても、こどもが歩いてくれる声掛け方法

子育て

こんにちは、あんパパです!

走っているこどもに向かって

「走らないで!」

この声掛けをしても、こどもはなかなかやめてくれませんよね。

だけど、こどもには走らないでもらいたい。

今回は、そのお悩みを解決するべく、「走らないで!」と言わなくても、こどもが歩いてくれる声掛け方法についてお伝えします。

声掛け方法

走っているこども

走ってほしくない場所で、こどもが走り回っていることって珍しくありませんよね。

このように、パパママがやめて欲しいと思う行動を、こどもが取っているときは、
「ここでは歩こうね!」のように、やって欲しい行動を肯定的な表現で具体的に伝えましょう!

「ここでは歩こうね!」
このように声掛けすると、こどもは、
「歩く」
というパパママがやって欲しい行動をイメージして、行動に移すことができます。

肯定的な表現で具体的に伝える理由

先生のイラスト(男性)

ではなぜ、パパママがやめて欲しいと思う行動を、こどもが取っているときに、やって欲しい行動を肯定的な表現で具体的に伝えると効果があるのでしょうか?

それは、やって欲しい行動を肯定的な表現で具体的に伝えることで、それを聞いたこどもは、やるべき行動をイメージできるからです。

「パパママの言葉をこどもが理解するんでしょ!だから、やめてって伝えてるんじゃないか!」
と思われますよね。

それは少し違うんです。
「やめて!」と伝えても、こどもは今取っている行動をやめてくれないんです。

なぜなら、「〇〇しないで!」と伝えても、それを聞いたこどもは、どうしても「〇〇する」をイメージしてしまうからです。

「〇〇しないで!」という言葉の力

犬のことを考えないでください。

・・・

・・・

今あなたは、犬のことを考えませんでしたか?

脳は、否定文の「打ち消したいはずの言葉」を拾ってしまうのです。

なので、いくら「〇〇しないで!」と声を掛けても、〇〇しちゃうんです。

それは〇〇という言葉が気になるから。

言い換えると、脳が否定を理解・認知できていないからです。

脳にとって、複数のことを「イメージ」することは、すごく難しいことです。
気になっている人ばかりに注目してしまい、後で振り返って他に誰がいたのか思い出せないことがあるでしょう。

「〇〇しないで!」という言葉は、「〇〇する」と「それをしない」の2つの行動をイメージして処理します。
ところが、「〇〇する」というイメージが強いため、「それをしない」というイメージを上手く処理することができないのです。
「犬のことを考えないでください」という言葉は、結局、「犬のことを考える」ことと同じ処理になってしまいます。

つまり、「〇〇しないで!」という言葉を聞いたこどもは、どうしても「〇〇する」をイメージして行動してしまうのです。

具体例

行儀よく座るこども

次のような光景、街中でもよく見かけませんか?

「走らないで!」
「椅子に立たないで!」
「大声出さないで!」

そして、何度もこの声掛けを繰り返すうちに、パパママがイライラしてきて「ねー、何度も言ってるでしょ!」と怒ってしまう。

お話ししてきたとおり、この声掛けをしても、こどもはやめてくれません。
「〇〇しないで!」と伝えているからです!

では、どうするかというと、
「走らないで!」→「ここでは歩こうね!」
「椅子に立たないで!」→「椅子に座ってね!」
「大声出さないで!」→「小さな声で話そうね!」
と、やって欲しい行動を肯定的な表現で具体的に伝えましょう!

すると、こどもは、
「歩く」「椅子に座る」「小さな声で話す」
という、パパママがやって欲しい行動をイメージして、行動に移すことができます。

まとめ

走ってほしくない場所で、こどもが走り回っているような、
パパママがやめて欲しいと思う行動を、こどもが取っているときの声掛け方法は、
「ここでは歩こうね!」というように、
やって欲しい行動を肯定的な表現で具体的に伝えることです。

きっと、お子さんはパパママがやって欲しい行動を取ってくれますよ。

ぜひ、やって欲しい行動を肯定的な表現で具体的に伝えてみてくださいね!

小さなプラスアルファで家族の笑顔は増えます!
楽しみましょう♪

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