「ちょっと待ってて」ではない!?手が離せないときの答え方

子育て

こんにちは、あんパパです!

「ちょっと待ってて」

何か作業していて手が離せないとき、お子さんに話し掛けられたら、このように答えていませんか?

電話の応対でも「少しお待ちください。」とか言いますよね。
この言葉は口癖のようになってしまってるのかもしれません。

だけど、この「ちょっと待ってて」という言葉は、お子さんを不安な気持ちにさせてしまいます。

そこで今回は、何か作業していて手が離せないとき、こどもに話し掛けられたらどのように答えるのがいいのかということについてお伝えします。

この答え方をすると、お子さんはきっと素直に待ってくれることが増えるはずです!

答え方

先生のイラスト(男性)

何か作業していて手を離せないとき、こどもに話し掛けられたら、
×:ちょっと待ってて
○:○分待ってて
終わりの時間が分かるように答えましょう!

理由

目覚まし時計のキャラクターのイラスト

「○分待ってて」
と終わりの時間が分かるように答えるのがよい理由は、
お互いの認識を揃えられ、
こどもは「○分待てば、パパママが自分のところに来てくれる」
という安心感を抱くことができるから
です。

反対に、
「ちょっと待ってて」という言葉は、
こどもを不安な気持ちにさせてしまいます。

そもそも、「ちょっと」って、どのくらいの時間でしょうか?

1分後?
5分後?
10分後?

手を洗う時間なら1分くらい
歯磨きする時間なら5分くらい
料理する時間なら程度によりますがキリのいいところで10分くらい
電車で目的地に着くまでなら15分くらい
目的地まで大人が歩けば5分で、こどもが歩けば10分
など、人によっても、場面によっても、この「ちょっと」という時間は違います。

このように「ちょっと」という言葉は、不明確なのです。
不明確な言葉は、使いどきを間違えると相手を不安な気持ちにさせます。

こどもとしては、「ちょっと待ってて」と言われても、
いつまで待たされるのか分からず不安になります。

終わりが分からずただ待つのみ。
ゴールが分からないマラソン
いつ来るか分からない電車
と同じです。

それって大人でも不安になりますよね。

さらに、パパママに話し掛けるたび「ちょっと待ってて」と言われると、
こどもは「いつもずっと待ってる。」と思うようになっていきます。
その結果、こどもは待たなくなり、とにかくグズるようになります。

具体例

料理をするお父さんのイラスト

例えば、ご飯を作っているときは、
その作業を中断してこどもと触れ合っていると、いつまで経ってもご飯の準備が出来ませんよね。
しかも、ご飯の準備が出来ていないと、
今度はこどもが「お腹空いたー」とグズってしまう。

このように今の作業を優先すべきと考えたとき、
まさに「手が離せないとき」は、
こどもに待っていてもらう必要があります。

ただし、そのときの声の掛け方は、お伝えしてきたとおり
「ちょっと待ってて」ではありません。

「あと5分で○○が終わるから、5分待ってて」
というように、終わりの時間が分かるように答えるのです。

このように声を掛けることで、
お互いの認識を揃えられ、
こどもは「5分待てばパパママが自分のところに来てくれる」
という安心感を抱くことができます。

そして、約束どおり5分過ぎることなくこどものところへ行けば、
こどもは「パパママは約束を守ってくれる」という安心感を抱きます。

こうやって約束を守っていると、
ほかの機会に「○分待ってて」と答えても、
こどもは「パパママは約束を守ってくれる」という安心感を抱いているため、
素直に待ってくれるでしょう。

まとめ

何か作業していて手を離せないとき、こどもに話し掛けられたら、
「○分待ってて」
と終わりの時間が分かるように答えましょう!

ただし、大事なのは「○分待ってて」と答えることだけではなく、その約束を守ることです!

終わりの時間を答えても、その約束を守らないと、
結局いつまで待てばいいのか分からず、こどもは不安になってしまうからです。

その結果として、
こどもも「パパママも約束守らないんだし、僕も(私も)約束なんか守んない!」
と約束を守ってくれなくなってしまいます。

なので、終わりの時間を答えるときは、必ず守ることのできる時間を答えましょう!

「こどもとの約束を守ること」については、以下の記事をお読みください。

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